早期退職を夢見て

Dreaming of early retirement

入札。

 会社で、年に数回、入札業務がある。内容が特殊で、積算金額のほとんどが人件費なので、かなり数字が読みにくい。
 今回の業務に関しては、半年前くらいから、事前の提案、設計のお手伝い、その他もろもろ、準備をしてきた。
 
 入札日は30日。入札金額は決めた。正直、胃が痛い。

 なにしろ、今回のは、いままでと違って、非常に金額が大きい。うちみたいな小さな会社にとって、落とせる落とせないは、とても大きい。もちろん、会社もわかっているから、とれなかったとしても、表立って責められることはないだろうが、やはり、周りの期待は大きい。
 紙入札のときは、同業者と話す機会もあったので、大体のニュアンスもつかめたが、電子入札になって、それもむずかしくなってきた。

 最近、談合等のニュースも多いけど、大抵の業務って、役所が全て計画立案して、さ、どこが1番安い? ってことではなくて、計画段階から、どこかしらの企業がお手伝いしていることが多い。そうじゃないと、現実性のある計画なんて立たない。そして、役所も、手の内がわかったところとやりたいと思っている。でもこれだけ事前営業して、計画図面もほとんどお手伝いした状況でも、電子入札で、横から安く取られる場合だって少なくはない。

 ま、これが入札なんだから、「やることはやった! 後は野となれ山となれ」と大きく構えていられればいいんだろうけど、内分肝っ玉が小さいので、今週末は、何をやっても、入札が頭から離れないに違いない。

 無事にとれたら、祝杯だ!