早期退職を夢見て

Dreaming of early retirement

いつの間にか

大学中退して初めて社員として働いたのがバブル末期の広告代理店。
独身の同僚ばかりだったので遊びに行く機会も多くいろんなことを学んだ。
海外紀行本を読み漁りどうしても世界を旅してみたいという思いが高まり5年10ヶ月で退職。

1年後に帰国して再就職したのが大手電器屋
店舗を立ち上げたり、店長をやらせてもらったり、ついでにヨメももらったり。
そこでもいろんなことを学ばせてもらったが、5年10ヶ月で退職。
ヨメと1年間の旅。

帰国して落ち着いたのが現職、6年4ヶ月、いつの間にか職歴の中で1番長くなった。
全て職種が違うのでそれで食えるようなスキルはなし。
当たり前だがずっと真面目に働いてきた友人に比べて年収も低い。
それでも年に1回程度なら旅行に行けるし食うに困ってはいないので、
まだ恵まれているとは思っている。

何も身につかず何も成し遂げず40代。
ここまできたらいつまでも転がる石でありたいもんだが、それもうまくいかない。

選択肢から何を選ぶかではなく、全てを削ぎ落として最後に何が残るのか、
それだけを知りたい。