早期退職を夢見て

Dreaming of early retirement

チラ裏

大学を中退してから働いては旅、働いては旅。
結婚してからは、ヨメまで連れまわした。
11日からお世話になる会社で5社目、業種が全て違うので技術的にはなんのスキルもない。

44歳。

旅をしていると、「豊かな青春、惨めな老後」なんて言葉をよく聴くが、
友人達が社会の構成員として着々とポジションを築き、自分の家を建て子供を育て、成長していく姿を見ると、
羨ましいという気持ちがないかといえば嘘になる。

インドのコヴァーラム・ビーチの宿で借りた文庫本に書いてあった落書き、
「帰国するにしても、後戻りするような気持ちじゃ駄目さ。進む先が日本、そんな気持ちでやっていこうぜ」

そんな気持ちでやってこれただろうか。
後悔したって何も変わるわけではないが、反省から未来を変えたい。
そう思って生きてきたつもりが、結局は同じことを繰り返してきただけではないかと思うととても怖い。

ただ、旅に出なければ決してわからなかった何かを手に入れることができたと感じているし、
大切な友人に出会うこともできた。
想定外だったのは、旅がぼくにとって麻薬のようなものだったこと。

欲張っても手に入るものは限られているし、ぼくなりに若いときに決めた目標に向かって生きている。
これからも決めた自分の目標に向かって生きるしかない。

すみません、要約すると、
「また新しい会社に行くの怖いなぁ、でもやんなきゃ」です。

これから友人達と祝う会という名目で飲み会、ありがたい。