オウム真理教の地下鉄サリン事件から１０年、そのちょっと前には阪神淡路大震災から１０年。
この２つの大ニュースは特に思い出深い、、というか直接ではなく、周辺の思い出なんだけど。
ちょうど、１０年前、最初の旅に出ていて、阪神淡路大震災の時は、イスラエルのキブツ（農場）でボランティアとして働いていた。仕事が終わるとボランティアルームで酒飲んだり、騒いだり、さほど英語がしゃべれないので仲間の輪には入れなかったけど、みんな気をつかってくれて、それなりに楽しい経験だった。
ある日、「トシ、君の国が大変だ！」と呼ばれ、ＣＮＮを見てみると、神戸が燃えていた。お前の両親や家は大丈夫か？と聞かれカタコトで「神戸は南で俺の家は北の島だから大丈夫だ」と答えながら、テレビを食い入るようにみていたが、英語のレポートは妙に現実味がなかった。
地下鉄サリン事件のときはネパールで、現地の人から「日本でニュー・ブッディストのグループがたくさん人を殺した」とか言われて何のことかさっぱりわからなかった。今と違ってインターネットなんてなかったから長期旅行中はたまに旅行者に新聞貰ったり、話を聞くくらいしか、情報がなかった。その半年後帰国して初めてオウム真理教って存在がリアルに感じた。
そして、もう１０年前なんだ。
その時、知り合った旅行者に、今、日本では「神田うの」という女の子が大人気だと教えられ、数ヶ月間「神田うの」という名前が頭からずっと離れなかった。
帰国してテレビで見て、何故か凄いがっかりした、、
